韓国へ語学留学、「どこの学校にしようか」と悩みませんか?
私はこれが一番悩みで、ネットで調べたりエージェントに相談したりして様々な学校を検討しました。
その結果、最終的に“成均館大学語学堂”を選択し、留学に行ってきたので体験談を踏まえながらメリットやデメリットまでお話したいと思います。
★成均館大は最短で韓国語マスターできる
★一日の授業時間は長め!課題もある
★日本人の割合が少ない
★費用が安く抑えられる
「語学堂」or「語学学校」どっちがおすすめ?
韓国で韓国語を学ぶには「語学堂」と「語学学校」があります。
語学堂 | 大学に付属していて、基本は大学の敷地内にある。 1学期(基本3か月)になっていて、短期でも長期でも可能。 宿題の量は学校によって差がある。 大学生と同じように学食も利用可能。 |
語学学校 | ツアーなどで3日間や1週間の超短期での学習も可能。(長期もある) 民間事業が運営していて少し塾のような感覚。 文化交流が多く、宿題は少なめ。 |
大学生のようにガッツリ長期で韓国語を学ぶのが“語学堂”、短期でも塾感覚で学べて文化体験などが多いのが“語学学校”というイメージです。
私は大学生活に憧れていたので語学堂一択で探していましたが、韓国生活を楽しむなら課題も少なく文化交流の多い語学学校の方がおすすめだと提案してくれるエージェントもいました。
語学学校だと課題が少ない分自由に遊ぶ時間が増えるので、韓国でカフェ巡りや推し活などに時間をかけられるかと思います。
語学堂のメリットは大学付属で学食が使えたり、そのまま正規留学への手続きも簡単にできると思います。韓国語勉強に集中できる環境なので語学習得に力を入れたい人にはおすすめです。
ここは好みだと思うので、自分の留学コンセプトを決めながら選択するのがおすすめです。
成均館大学の特徴は?
①授業時間・授業スピード・宿題
基本的にほとんどの学校は〈3か月で1学期の6学期制〉ですが、成均館大学は変則の〈2か月で1学期の6学期制〉です。
そのため、6学期(TOPIK6級)まで終えるのに他の語学堂では通常最短で1年半かかるところ、成均館大学では1年で学ぶことができます。
他と比べて半年も早く韓国語マスターできるのは成均館大学を選ぶ大きなメリットだと思います。
短期間でマスターできる仕組みとしては単純で1日の授業時間は少し長いです。
他の学校では基本、「午前授業のみ」または「午後授業のみ」の半日に設定されていますが、成均館大学では午前中から午後3時頃まで授業があります。
基本的に週5日9:00~14:50(昼休憩あり)で授業が進んでいきます。
宿題はそこまで多くないですが、毎日ちょっとしたプリンを貰ったり、「二人ペアで好きなシチュエーションを考え、学んだ韓国語で会話した動画を取る」なんて宿題もありました。
授業の進むスピードは他の大学に通ったことがないので、比べることはできませんが、やや早めだと思います。私は予習をしたりすることもありました。
1級・2級のクラスは難しい授業ではありませんが、ゆっくり学びたい方は少し苦痛になるかもしれません。
教科書は「文法」と「読み書き」に分かれていて、1冊24000₩程度でした。
②日本人と外国人の割合は?
成均館大学では1クラス15人で、最初の韓国語レベルテストの結果で振り分けられます。
テストが不安な方は多いと思いますが、全くできなくても大丈夫です。
私はのときは、テスト開始前に先生から「最初から1級希望の人は前に出てきてください」とアナウンスがありました。最初から1級(一番下の級)が希望の人は、先生に伝えればレベルテスト受けなくてもいい見たいです。
レベルテストによって振り替わられたクラスが自分と合わないと感じたときは、最初の1週間で先生に伝えて面談した後に変更することができます。
学期の途中には中間テスト、最後には期末テストがあり、この結果が悪いともう一度同じレベルの授業を受けることになります。
ただ、試験は安心して大丈夫だと思います。ちゃんと授業を受けていればみんな合格することが出来ます。落ちる人は学校に全然来ていない人や、何も勉強してない人です。
続いて外国人の割合について成均館大学は元々日本人が少ないと聞いていたのですが、入学してみると
1学期目(1級クラス):日本人1人(私のみ)、中国人3人、台湾人11人。
2学期目(2級クラス):日本人2人、中国人6人、台湾人6人、ベトナム人1人。
圧倒的アジア人ですが他のクラスにはフランス人の方もいました。
男女比は2:8で女性が多い印象でした。
1級クラスではみんな韓国語が話せないので、始めの授業の内は中国語が飛び交うこともありましたが、先生が注意していました。
クラスのみんなは優しく、授業が理解できないでいるときは、台湾人の友達が紙に漢字を書きながら必死に意味を教えてくれました。
●他の学校より半年早く韓国語をマスターできる
●週5日9:00~14:50(昼休憩あり)
●宿題はプリント1枚程度
●最初のクラスのレベルは先生に相談しながら変更可能
●国籍はアジアが多いが、日本人は少ない
費用を抑えられる?成均館を選んだ理由
一番の決めては最短で韓国語を学ぶことができることでした。
韓国語を早くマスターしたいと思っている人にとっては魅力的ではないですか?
最短で学びたい理由は「早く習得できるから」だけではなく、生活費用が抑えられると思ったのも理由の一つです。
最初は、ワーホリビザで韓国滞在している間に、少し学校に通おうとおもっていたのですが、エージェントの方に「それだともったいない」と言われたので急遽「語学留学」と「ワーホリ」に分けて行くことにしました。
ちなみに、もったいないと言われた理由は「ワーホリは最大1年しか滞在できないのに、学校生活で4か月潰してしまうとバイトをできる期間が短くなってしまう」という話でした。
語学留学でも半年経てば許可を申請してバイトをすことが出来ますが、週20時間以内(平日のみ)と限られます。
韓国でバイトをするには①語学留学をして半年経つまで待つ②ワーホリをする、のどちらかです。
分けてビザを取れば語学堂4か月とワーホリ1年のトータル1年4か月滞在できることになるので、最終的にビザを2つに分けて行くことにしました。
ただ、私の貯金だと2学期分の韓国語を学ぶのに必要な半年間の生活費用を考えると少し難しいと思ったので、2学期分が4か月で通える成均館大学を選択したという訳です。
3つ目の理由は日本人が少ない語学堂だと聞いたから。
日本人が多いと、どうしても日本人とばかり仲良くなってしまう気がしました。
私は語学に対する不安はあまりなく、「多国籍の人と仲良くなりたい。」という思いがあったのでこの学校を選びました。
実際に過ごしてみてどうだったか
実際に学校に始めて行き、クラス分けテストを受けた時は、誰とも話すことが出来ずやや不安がありましたが、テストの説明は先生たちが中国語、英語、日本語で話してくださったので無事受けることが出来ました。
レベルテストの後に銀行の口座開設の案内のような営業のような話があったのですが、それは全部中国語で説明していたので、私はさっぱりわからず途中退出しました。
9割ほどが中国・台湾人なので、中国語での営業だったのかな?
授業が始まると、始めは文化交流としてみんなで公演を見に行き、次の日から座学が始まりました。
1級のクラスでは始めは何度も発音の練習からするので、安心して大丈夫です。
最初入学してすぐはお互い韓国語が話せませんが、英語もあまりできず、台湾の友達からしきりに「ナインオクロック」と言われて、『なんで9時って連呼してるんだ?』と思っていたら「ナイトクラブ」への誘いでした(笑)。意味が通じなくて誤解することは日常茶飯事でしたが、でもそれが何だか楽しかったです。
言葉が通じなくても「一緒にご飯行こう」とジェスチャーしてくれて、それから毎日一緒にご飯を食べるようになった友達もいました。
初めはただ同じ席について、話したくても話せなくもどかしかったですが、授業が進むにつれてお互い韓国語で話せるようになり、とても楽しかったです。
その友達とは今も仲良く、台湾人と日本人ですが、共通言語は韓国語で話しています。
韓国に留学して何するの?と言われることがありますが、他国へ行き、多国籍の人と交流することで、今まで自分の中で当然だと思っていたことが特別なことだったり、知らない文化を知ることができて、本当に多くの学びを得ることが出来たと思います。
それに、韓国語を学ぶことで今までよりも多くの情報を得ることが出来ます。
何か調べ物をするときに、今までは日本語でしか検索できなかったのが、今では韓国語でも検索できるようになり、新たな発見もありました。
韓国ドラマを見るときにも、字幕だとやはり独特の雰囲気の面白さなど伝わらない部分があるのですが、韓国語で鑑賞できるようになってから再度見直すと、今までよりも楽しむことができます。
おわりに
成均館大学の語学堂は最短で学ぶことができるが、授業のスピードが速い。
宿題はそこまで多くないが、毎日プリント一枚程度はある。
日本人は少なく、中国人・台湾人の割合が多い。男女比は2:8で女が多い印象。
韓国語ができなくても1級から学ぶことができ、先生が丁寧に教えてくださるので必ず成長できる。中間テストと期末テストは普通に授業受けていたら大丈夫。
韓国留学することで学べることは韓国の文化だけでなく、多国籍の文化を学ぶことができ、自分の価値観を広げることが出来る。
みなさんも興味がある方は是非短期間でも留学してみてください。
韓国語の勉強についてはこちらの記事で詳しく説明しているのでよければ見てみてください。